リモートワーク 後輩には優しくあろう

日常

リモートワークの環境下でも、人事異動や新卒採用は容赦なくやってくる。

かくいう自分もリモートワークの環境下で異動を経験したひとり。

リモートワークはいいですが、色々感じるところがあったのでまとめて残しておこうと思う。

異動というだけでも不安。リモートだと更にに不安。

部署が異動になりました。

今までの部署とは全然違う分野で、知っている人もゼロの部署。

覚悟はしていたものの、実際に移動してみるとこれは異動というより「転職?」「転校生?」という気分。

しかも時はコロナ禍。異動先はリモートワークがガッツリ導入された部署。

更に今までやったことのない系統の仕事で不安しかない。

リモートワークの中環境が変わるって結構つらい

初日から2,3日は手続きだなんだと出勤をして、その先はほとんどリモート勤務。

とはいえ、ずっとリモート勤務でもなく出社が必要な業務もあるので交代で出社もする。

4月のうち1週間ぐらいは先輩と一緒に出社をした。

1週間のうち3日ぐらいは異動の手続きとかをしていたので、あれこれ教えてもらったのは実質4日。

そこからは自分1人だけで出社という、ザ★放置状態。

「hanaさんの仕事、前任者のMさんしかわからないんだよね。」(つまりは仕事の内容は前任者以外わからないから周りに聞いても意味ないよ)と言われた上での放置。

上司も先輩も、私が担当する業務(項目)は知っているけれど、やり方(ノウハウ)は知らないという丸投げ状態。

まあ、丸投げに関しては、マニュアルがあるものは見るし、無いものは前任者に連絡を取る。(そして自分でマニュアルを作る)なんてしているけれど、新入社員なら折れてたな。きっと。

それと並行して困ったのが、リモートならではの悩み。

1人で出勤した時の、電話・郵便物・来訪者対応。

電話が掛かってきたら応答をする。携帯電話が社内内線になっているので、担当者に転送すればよい・・・とはいえ、電話の内容から誰の担当業務なのかもわからない。誰に転送したらよいかがわからない。

郵便物も集積所から自部署のものを受け取ってくることはできる。

しかし、宛名が部署名までしかないと誰の席に置いたらいい郵便物かもわからない。

時に来訪者もある。しかしどう対応するのが正解かもわからない。

これが、周りに人がいれば聞いて解決できることなのに、聞く人がいない。

少しずつ覚えてはいくけれど、ひとつひとつに時間がかかるし不安もストレスも結構大きい。

気遣い上手さんのあたたかさが染みる

そんな時にありがたいなぁと感じるのが気遣い上手さん。

部署が違っても挨拶した時にちょっと雑談を返してくれたり、同じ部署ですれ違い出勤でもマメにコンタクトを取りやすいように一言かけてくれたり。

一人でモヤモヤとしていた時には本当に救われた。

ほんのちょっとのことで、張り詰めた気持ちを緩めることができるんだなぁと気づけたのは大きかった。

リモートの孤独 打開策はあるのか

ちょっと気持ちが緩んだところで、空気読めない人レベルで話しかけてみることにした。

「聞きづらい」ストレスを少しでもどうにかしたくて。

話したこともない知らない人にいきなり色々聞きにくい。

なので、せめて「話したことがある人」を増やしてみることにした。

出勤で出会った人には何かしら話してみる。

すごくレベルの低い(初歩的な)ことも恥ずかしがらずに聞いてみる。

見えてきた光

相手も実はこちらが「知らない」ということを知らないから「教えにくい」ということがわかってきた。

「もう誰かに聞いているかもしれないな」と、わざわざしゃしゃり出て教えるなんてしないのだ。

レベルの低いことを聞く作戦は「今更聞けない」時期になる前に実行するのがおすすめ。人から見て学べない(学ぶ機会が圧倒的に少ない)のだから、どんどん聞くしかない。

経験は大事に

リモートワーク渦中の異動だなんてそうそうない経験なのかもしれないけれど、これからはもしかしたらスタンダードになるのかもしれない。

自分がしてもらって嬉しかったこと、助かったこと、心がホッとしたことを忘れないように、これから先今の部署での後輩ができたときには、自分がしてあげられたらいいなと思う。

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